第三の男のTheylivebynightのレビュー・感想・評価

水平を傾けたダッチアングルショットの多用にはやや辟易したが、オーソン・ウェルズの登場シーンには痺れる。途中やや退屈するのと(動機は完全に明らかにならなくていいが、脇役がいまいち)、最後の追跡劇のハラハラが物足りないが(当時はシチュエーションで持ったのだろう)、確かにラストシーンはめちゃくちゃよかった。

三流作家は、親友が闇商売に手を染めていることを知る。親友の恋人を救うために、親友の逮捕に協力するが、それにより親友は死に、作家はその恋人からも拒絶される。