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トランシルヴァニアのleylaのレビュー・感想・評価

トランシルヴァニア(2006年製作の映画)
4.0
トニー・ガトリフ監督作品。

いなくなった恋人を探しにルーマニアのトランシルヴァニアに行った女性ジンガリア。恋人には再会したがあっさり捨てられ、妊娠していることも告げられなかった。打ちひしがれている中で謎の男チェンガロと出会い共に旅をする。孤独な2人を描いたロードムービー。

トランシルヴァニアはロマの多い地域。ロマの音楽が独特の雰囲気をつくりだし、ジンガリアの情熱的な想いと重なる。祝祭や儀式などもあり、初めて見るものばかりで興味深い。

物語は好みではなかったけど、民族楽や踊り、祝祭や儀式などが興味深かった。監督オリジナルの曲もあるのだそうです。

主人公のアーシア・アルジェントは低音ボイスで、情熱的な女性を演じている。ラストシーン、優しさに満ちた聖母のような笑顔が素晴らしい。
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