らんらん

明日への盛装のらんらんのレビュー・感想・評価

明日への盛装(1959年製作の映画)
3.7
松竹、モノクロ、青春ブラックコメディ
出演者
大木実、高千穂ひづる、杉浦直樹、石浜朗
杉田弘子、芳村真理、中圭子、桜むつ子、織田政雄など

【内容】
民間から皇太子妃が出た!
ってことで主人公の高千穂ひづるも玉の輿目指してシャカリキになるのですが、、、

ストーリー
田舎の貧しい床屋の娘である高千穂ひづるは玉の輿を夢見て
皇族や華族が通うお金持ち学校「修学院」へ親には内緒で入学する

親からの仕送りは期待出来ないので夜はホステスをやってお金を稼ぎ、昼は大学で玉の輿活動に励むことになる
とりあえず候補を石浜朗と杉浦直樹の2人に定めた高千穂ひづるであったが、、、

ネタバレ
ギリギリで石浜朗をゲットして玉の輿確定かと思われたが
石浜朗も高千穂ひづると同じく玉の輿を狙う貧乏人であった
ショックを受ける高千穂ひづるであったが、石浜朗と結婚後はなんだかんだ身の丈にあった生活に落ち着くのでした、、、

【感想】
軽い感じのラブコメて見やすかった
高千穂ひづるの出演作の中でも上位に来る映画だと思う

ストーリーは松嶋菜々子の「やまとなでしこ」となんとなく似てる
高千穂ひづるのツンツン、したたかな感じが良い
そして心の中でなにかと「何してるのこのグズ」とか毒付いてるのも面白かった

あとは玉の輿狙いとは言え、裏ではちゃんと苦労して努力してるのが偉いと思った(苦学生してる)

ただオチはそのまま収まっちゃうんだ?とは思った
わかっていながらとか石浜朗酷くない?
あれは高千穂ひづるが可哀想でしょって思ったけど、そんな不幸せそうなラストにも見えなかったから結果オーライなのかしら

・その他
お嬢様役の中圭子がそれっぽくて良かった
ほんとにお嬢様っぽい天真爛漫な感じ、そして健康的なところも魅力的だった
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