まーしー

アイアンマン2のまーしーのレビュー・感想・評価

アイアンマン2(2010年製作の映画)
3.0
アイアンマンを公表した天才科学者トニー・スターク(ロバート・ダウニーJr.)。
世界のヒーローとなった彼の苦悩と成長を描いた『アイアンマン』シリーズ第2作、MCU第3作。

父から寄せられたメッセージ、スターク家に恨みを持つ科学者との対決など、主人公トニーが自身の境遇と向き合う内容。
胸に埋め込んだパワードスーツの動力源「アーク・リアクター」の毒素が自身の体をめぐり、トニーの存在そのものにも黄信号が伴う。
こうしたドラマに軸足を置かれたせいか、アクションはやや控えめに感じた。

今回のヴィランは、ミッキー・ロークが演じるウィップラッシュ。父親の代からスターク家に因縁を持つロシア人科学者。
このウィップラッシュが振り回す電気ムチは、あらゆる物体を切断する脅威の武器。モナコのカーレース中に登場して暴れる姿は、アメコミ映画らしさ全開。
アイアンマンとの対決も見応えがあった。

謎の美人秘書(スカーレット・ヨハンソン)の登場や砂漠に落ちたハンマーなど、今後のMARVEL作品へのヒントがちらほら。
アクションに物足りなさはあったものの、今後のシリーズの行方を占うヒントが散りばめられており、意味ある作品であることは間違いないだろう。

▶『マイティ・ソー』へと続く……。