たけちゃん

アイアンマン2のたけちゃんのレビュー・感想・評価

アイアンマン2(2010年製作の映画)
4.2
私が生み出したものの中で、最も素晴らしいのはお前だ!


ジョン・ファブロー監督 2010年製作
主演ロバート・ダウニーJr、ミッキー・ローク


シリーズ「映画で振り返る平成時代」
今回は平成22年(2010)です。

平成22年はバンクーバー冬季オリンピックとサッカーワールドカップ南アフリカ大会の開催などがありましたね。ブブゼラとかの鳴り物が社会問題になった記憶。

あと、僕がこの年で忘れられないのは小惑星探査機の「はやぶさ」です。この後、映画化もされましたのでご存知の方も多いと思いますが、僕は宇宙の話題が大好きなので、この成果に歓喜しました。
今も「はやぶさ2」が頑張っていますし、先日、北海道の大樹町では民間製作のロケットの打ち上げもありました。こうした夢ある話は本当にいいですよね。


映画では前年末に公開された「アバター」が年間1位となりました。今、「エンドゲーム」が「タイタニック」を抜いて、興行成績2位になったそうですよ。これは「アバター」も抜きますね(^-^)

あと、「トイストーリー3」や「アリス・イン・ワンダーランド」が上位を占めましたが、今回レビューする「アイアンマン2」は12億円と前作よりは良かったけど、やっぱり大ヒットにはなりませんでした。世界との差が広がるばかり( ᵕ_ᵕ̩̩ )



さて、映画です。
また、少しネタバレで語ります





MCU第3作で、「アイアンマン」の続編です。
この時はMCUなんて言い方もされてなかったし、「アイアンマン」の続編ではあっても、「インクレディブル・ハルク」との繋がりも分からず、SHIELD?何それ、でした。
だから、コールソンは前も出たので、何となく分かるけど、ラストのハンマーの意味も分からなかったもんね( ¯−¯ )フッ
わずか10年で、隔世の感です!


やっぱりさぁ、AC/DCがかかると、それだけで上がっちゃうんですよね。正当な評価が出来ないわ(笑)

それにしても、スタークExpoはえげつない。
本当にアメリカって、こんな感じで盛り上がるの?
僕がその場にいたら、絶対引くわ。
ハマーはもっと引いたけど……。


お父さんのハワード・スタークがここで登場。
僕は「エージェント・カーター」も好きなので、ハワードも好きなんだよね~。
ここで少しトニーのお父さんハワードへの気持ちが変わったかなぁ……。
それにしても、ハワード・スタークは、ある意味、トニー以上の天才だよね。


それにしても、この時期のトニーは酷い。
パラジウムの毒で、余命が少ないとはいえ、あまりにも独善的よね。
前半部分は、この嫌なトニーをこれでもかとアピール。


そして、今作の敵はウィップラッシュ!
演じるのはミッキー・ローク!
なんかさぁ、改めて観たら、これ、「ロッキーIV」のリベンジ「クリードⅡ」の展開だよね。
イワン・ヴァンコの父とハワード・スタークが以前同僚だったけれど、スパイ容疑でソ連に送還され失脚。その復讐として自らウィップラッシュとなりトニーを倒そうとする。父子2代にわたる戦いは「クリード」でしょ?(ˆωˆ )フフフ…


で、やったぁ、ナターシャ初登場!
最初のボクシングシーンは、ハッピー(ジョン・ファブロー)気の毒ね( ¯−¯ )フッ
今作でのハッピーは完全にコメディリリーフでしたもんね。大好き\(^o^)/


ローディがテレンス・ハワードからドン・チードルに代わったのは残念だなぁ。改めて観ても、僕としてはやっぱりテレンス・ハワードの方が良いんですよね。スタジオとエージェントの間での金銭トラブルらしい。
ほんと、残念。




さて、最後は久しぶりの音ネタ💩ウンチクンです!

オープニングはAC/DCの「Shoot To Thrill」。
AC/DCについては「アイアンマン」の1作目でガッツリ書いたので、そちらをぜひ読んでくださいませ(ˆωˆ )フフフ…


公聴会を終えて、ラボに戻りパンパンと手を叩いた後に流れ始める曲はクラッシュの「Should I Stay or Should I Go」です。ジョン・ファブローが好きなのか、クラッシュはもう一曲「The Magnificent Seven」がハッピーとボクシングをするシーンで使われてます。
有名な「ロンドン・コーリング」ではなく、そのあとのアルバムの「サンディニスタ」と「コンバット・ロック」からの選曲が通ですよね。
僕はクラッシュ、あまり聴いてこなくて、特に「コンバット・ロック」の頃は、もうパンクから離れていたので、初めて聴きました。
これ、めっちゃカッコよくて、参りました(≧∇≦)


パーティでアイアンマンスーツのまま酔いつぶれるトニー。
そこで流れるのは2PACとDr. Dreの「California Love」。これは彼の代表作。
カッコイイよねぇ、2PACのトラックは。
でも、私生活ではかなりの問題児。
最後は25歳の時、撃たれて亡くなります。

そこに怒り心頭のローディがウォーマシンで乱入。そこで流れる曲はクイーンの「地獄に道連れ」(笑)
邦題で考えるとピッタリだよね( ¯−¯ )フッ


エンドロールで流れるのは再びAC/DC。
アイアンマンのテーマとも言える「Highway To Hell」です。サイコーですね( •̀ω•́ )و✧




「アイアンマン2」って、今のMCUの流れからするとエモさが足りないかもしれないけど、アメコミ映画としてはかなり面白い。だって、ハマーロボとか大好きでしょ?
で、それらの持つ危険性がここで示されてもいるよね。
これってまんま「ターミネーター」でのスカイネットの暴走と同じだからね。AI制御によるロボット軍団なんて、悪夢でしかない( ˘ ˘ )ウンウン

でも、トニーはサノスに備えて、ウルトロン作ろうとするし、後にウォーマシン軍団を配備しようともするよね。僕は学習しないなぁと思って、ちょっとイラつきましたよね( ¯−¯ )フッ



さて、今作でナターシャの紹介を終え、次作「マイティ・ソー」ではホークアイが登場。そして、満を持しての「キャプテン・アメリカ」で「アベンジャーズ」のオリジナル面、指パッチンの生き残り面が揃うことになります( ˘ ˘ )ウンウン
着々とアベンジャーズ計画が進んできましたね!