いわゆる映画的なものではない表現方法がとても新鮮。
構成から表現は前衛的でありながら、カメラや芝居そのものは生っぽい不思議なバランスが刺激的で、フィクションなのかノンフィクションなのかの境界線に挑んだような仕上がり。
色々伏線やひねりがたくさんもあって、飽きさせません。
受け取った解釈は、
映画だから劇的で、だから観た人が感動したりとか、新たな発見があって人生が明るくなったというのはまやかしであって、人生のほとんどはすげえ退屈な日の連続で、それを映画で表現してみたくて、それを通すと日々の中にあるものの愛おしさに気づけるんじゃねーの？どーですか？皆さん？と訴えかけているように思えました。
