◯原作は鶴屋南北の「盟三五大切(かみかけて さんご たいせつ)」。金のために愛情まで騙られた男が復讐鬼と化す様を描く。
◯彼氏の名前をタトゥーに入れちゃう女はろくなもんじゃない。それ見たことか、別…
原作は歌舞伎の演目「盟三五大切」(作者:四代目 鶴屋南北)。
忠臣蔵の舞台裏。誰も救われない不条理劇。
討ち入りに参加しなかった浪士という設定で映画化。
同じ鶴屋作の「四谷怪談」のホラー路線とはまた…
女に騙され仇討ちのための金をつぎ込んでしまい、その事がきっかけで連続殺人を犯し、ついには女とその子にまで手を掛けてしまう浪人(中村)と、浪人を騙し金を手に入れ、それで父親との縁を修復して妻や子供との…
>>続きを読む冒頭、主人公(中村嘉葎雄)が振り向く動作の、エイゼンシュテインもびっくりのしつこい重複編集。笑っちゃったけど、これがこの作品のスタンスである停滞と繰り返しを端的に示している。
主人公を嘲笑っている面…
このずっと見ていられる感よ。
反復するやつも単純だけどめちゃグルーヴが出ててシカゴハウスっぽさがある。
自分は不覚にも赤ちゃん引き取る流れかな〜と思ってしまってエセヒューマニストっぷりを反省した。
…
【松本俊夫の殺戮の反復が恐怖と笑いを掘り起こす】
先日、早稲田松竹で松本俊夫二本立てを観に行きました。松本俊夫といえば、『薔薇の葬列』や『ドグラ・マグラ』といった前衛映画を作っているイメージが強かっ…