監督 松本俊夫 修羅(1971)
いやもう超がつくほど面白かったし、劇場で見れてよかった作品。
冒頭の御用 の行灯の灯だけがゆらゆらと闇の中で揺れている時に傑作だと確信した。
白黒の時代劇モノ…
漆黒の闇に血塗られた地獄絵図。光と影が織りなすアヴァンギャルドな映像美。
巡り巡って手元に戻った百文に愕然となる、何とも不条理なラスト。
仇討ちも成し得ず、一度は身請けした小万にも手を下し....
…
モノクロを活かした明暗のコントラストが超かっこいい。向かい合う二人を横にズーッとスライドしてワンカットにしたり、同じシーンを違う角度から数回リピートさせたり(小万の夫が樽の中で自死するシーン、何度も…
>>続きを読む「反復」が映像としてのテーマになってる。
やる/やらないのルート分岐で見せるストーリーなんかも、同じ場所、同じ演技の反復。
ラスト、同じ演技の反復を5回くらいリプレイするのは最高。ドッキリ番組の演…
これは暗く、やりきれない映画。一人の浪人、源五郎を芸者小万とその夫、三五郎(唐十郎)が騙し、百両という大金をむしりとる。許せぬ、と復讐に燃える源五郎は、この夫婦に協力した者どもを皆殺しにする。
こ…