バナバナ

夕凪の街 桜の国のバナバナのレビュー・感想・評価

夕凪の街 桜の国(2007年製作の映画)
3.5
戦後13年後のパートの麻生久美子さんが素晴らしい。
おっとりしたお嬢さんで、優しい広島弁の台詞が耳に残った。

お風呂屋さんのシーンが衝撃的だったが、当時は家風呂がある人の方が少ないから、あんな感じだったのだろう。
現代のパートでも、まだ死が襲ってくる。
孫娘が田中麗奈で生気に満ちた感じの人なので、将来に救いを感じられるところが良かった。

私の父は広島県人で、戦時中は学徒動員で広島市内の工場で働いていたそうだが、詳しい話は結局聞けずじまいだった。
父は決して若くして死んだのではないし、私ももしこれから癌になったとしても、それは食生活のせいだろうと思える。
しかし、今年、福島で原発事故があった。もう、こういう悲しい事は繰り返してもらいたくない。
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