コブラ

バイオレント・サタデーのコブラのネタバレレビュー・内容・結末

バイオレント・サタデー(1983年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

ルトガー•ハウアー追悼で買ってたヤツをいまごろ消化。

なぜか「裏切りのサーカス」みたいに情報量の洪水で脳が水浸しになるスパイムービーと思ってたけども違った。CIAモノではあるが。

盗聴•監視(盗撮)という圧倒的加虐行為を公権力が利用する。真贋定かならない情報をメディアが垂れ流し中毒者(視聴者)がソレを消化する。
「NOPE」に近い様な気がしないでもない今日的テーマのポリティカル•サスペンス。こっちはスペクタクルの欠片もなくて寝落ちを繰り返し観終わるのに二週間くらい掛かったが、、、。

ペキンパーの最期の長編との事だけど流石に80年代にスローモ多用されても古臭いし、ラロ・シフリンの呑気なAORスコアはミスマッチだし、めちゃくちゃ豪華なメンツも活かしきれているとは到底思えない。

が、土曜日半ドンで帰った時にこういうのよくテレビで掛かってた様な気がするなぁという唐突なノスタルジーを喰らってなにやら満足。

まあでも抜きどころのない作品ではありましたよ。
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