わたがし

トルクのわたがしのレビュー・感想・評価

トルク(2004年製作の映画)
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 ブリトニースピアーズのToxicとかAKBのギンガムチェックのMVを撮っていて、高校のときめちゃくちゃ好きだったジョセフ・カーン監督の映画。楽しかったなあ
 やっぱりキメ画のセンスがすごいし編集テンポも的確、CGの使い方もコスパ抜群で、その点でジャスティン・リンあたりなんかよりも全然優れた映像監督だと思う。ただ「かっこいい画を作るぜ!」が前のめりに出すぎてる。というかその「かっこいい画を作るぜ!」はストーリーにもキャラクターにも一切関与しておらず、全部ただやりたいからやってる演出なんだろうなと思った。
 こういう映画を観ると、当たり前だけどやっぱりいくら画がかっこよくてもストーリーと感情がないと「面白い」と感じないんだなと思う。マイケル・ベイの映画はストーリーがなくても衝動的な感情は常にある。だから2時間半観れる。
 クライマックスの時速300キロバイクチェイスとか、ペプシ女VSマウンテンデュー女みたいなのはバカバカしすぎて楽しかった。かっこつけずに邦画もこういうのをやるべき。というかやりたいとずっと思ってる。
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