このレビューはネタバレを含みます
最終章!200分越えの超大作。笑
なかなかにパワーは必要でした。
いつ見てもファンタジー映画の金字塔だと思う。圧倒的な世界観に飲み込まれるので、俗世から離れた気持ちになれる。
2004年、確か公開当時に観たんだけど、残り僅かな食料を自分が食べたかのように仕向けられたサムが可哀想だったことだけは鮮明に覚えていた。あのシーン何度観ても心が痛い。「指輪の重荷は背負えなくても、あなたなら背負えます」って、いい台詞すぎて泣いた。
今観ると本当にツッコミどころは多いのだけど、やっぱりそれぞれの舞台の世界観はめちゃくちゃに好きです。各々が別の場所でフロドの旅を支援する姿に心打たれる。特に死者の大群を味方につけるシーンはアツい。
そして今作もアラゴルンとレゴラス、ギムリの三人の戦闘シーンが最高。
毎回何人倒したか競ってるレゴラスとギムリ愛おしいし、「友達なら?」のシーン萌え過ぎて悶えた。アラゴルン様は王として軍を統率してる姿が素敵。最後にホビット四人に礼を言うシーンも良い。
個人的にはレゴラス(オーランドブルーム)から賄賂貰ってるんか?ってくらいカッコよく描かれすぎてるの面白かった。あんだけスタイリッシュに戦ってかっこいいのずるいじゃん。めちゃくちゃ不細工に描かれてる敵の身にもなって欲しいわ。
アラゴルンは魔法の杖持ってるのに全部が力技で吹いた。どういうことなん。
そしてエオウィン姫、自ら戦地に赴いて前線で戦うなんて立派すぎる。私なら都合のいい時だけ「いやここは男が行け」とか言い出すぞ。
それにしても主人公ポンコツすぎない?とところどころで苛立ったけど、指輪に精神を蝕まれてしまったらああなってしまうのかな。とにかく葬ることができて良かった。