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ガンファイターの最後のeigajikouのレビュー・感想・評価

ガンファイターの最後(1969年製作の映画)
3.7
BSプレミアムシネマの録画

主人公のリチャード・ウィドマーク演じる保安官フランンク・パッチは街の人たちの隠したい秘密も把握しており、開発派の連中は彼の存在が邪魔になって来て、彼が辞任しないなら殺してしまおうという事態に進行する。
撮影中にウィドマークとロバート・トッテン監督の意見が対立してドン・シーゲル監督と交代になった。シーゲル監督はトッテン監督が撮った部分が多いからとクレジットを拒否したためアラン・スミシー名義となった…架空の“アラン・スミシー監督”誕生作品としての存在は知っていても実際に今まで見ることなく来てしまった。
BSプレミアムシネマで放送されたので録画して見てみた。
主人公を慕うダン少年の性の悩みのエピソードは牧歌的な(バカっぽい)描写だし陰鬱なラストには繋がらない。
でも、終盤からの展開にはそんなことは忘れて見ていた。
監督交代があっても現場のスタッフやキャストはちゃんと仕事をしていたと思う。
ジョン・サクソンが演じる郡保安官をアテにして呼び寄せておきながらメキシコ人だと差別している開発派のオヤジどもと同類が、21世紀の日本でも実権握っていたり利権に群がって万博だのIRだので相変わらず同じような事をやってるぞ。
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