クリーム

プレッジのクリームのレビュー・感想・評価

プレッジ(2001年製作の映画)
3.8
とにかくキャストが豪華で、それだけで楽しめる作品でした。ほんの少しの出演たけどベニチオ·デル·トロの知的障害者でネイティブの役は、破壊力あり。そして、ジャックが事件に執着する男をじっく魅せてくれます。内容的には地味だけど、好きなタイプのジャックを観れて満足でした。

殺人課の刑事ジェリーが引退を迎えた日に凄惨な少女殺人事件が発生。ジェリーは被害者の母親に犯人逮捕を約束した。その後まもなく容疑者は逮捕されたが、取り調べ中に自殺。周囲は捜査終了と考える中、違和感を覚えたジェリーは引退後にも独自捜査を続ける。



ネタバレ↓



被害者の母と犯人を捕まえる約束(プレッジ)をしたジェリーは、自殺した男は犯人ではないと解っていた。皆からのプレゼントで飛行機に乗り、釣りへ行く予定だったが、事件が頭から離れず、独自で調査。元同僚達に話しますが相手にして貰えず、結局、被害者の生活圏への引っ越しを決めます。寂れたガソリンスタンドを買って生活するとウェイトレスのシングルマザーのロリとその娘で金髪美少女クリッシーと仲良くなり、一緒に暮らします。
クリッシーに近づく怪しい男に翻弄されます。神父や道路整備の男まで全てが怪しく思えて行くジェリー。
ヤマアラシのチョコレートをクリッシーにプレゼントした、黒い車の男が恐らく犯人だったのだと思いますが、クリッシーを囮にして、警察を巻き込み待ち伏せ。しかし、この男は事故を起こし黒こげになり、死んでしまい現場に現れません。警察仲間にもロリにも愛想をつかされ、酒に溺れ狂ってしまうジェリーなのでした。

ラストは、ジェリー自身が自分の推理を信じられなくなって、狂ってしまった感じだと思います。確証はないまま終わるけど、真犯人であろう男が死んでいる事をジェリーが知らないままと言うのは、何だか気の毒だった。でも、これも現実って事なんでしょうね。にしても少しずつ執着心が増して行き、狂って行くジャックは見応えがありました。やっぱり、ジャックには狂っていて欲しいんですよね。面白かったです。
クリーム

クリーム