はぁ〜
キアロスタミの映画にときどき出てくる、
車(orひと)が広い大地を登って行く、大ルーズのカットってなんなんだろう。
しかも、画面の半分より上に走る車を捉えるアングルが多い気がする。
気になるなぁ、わからないなぁ。
道の亀裂を確認に行くカットとか、ルーズすぎて人が米粒やんけ!って笑えたもん。
亀裂の具合はわかるけど、にしても人、小さすぎやろっていう。
キアロスタミが色んな子供に被害の状況を聞く中で、「あなたの家はどこ?」と聞いていくのが、「友だちのうちはどこ?」と重なる不思議?
映画に出演した兄弟について、「さっきストーブを運んでた。出発したばかりだから急いだら追いつくよ」という多分間違った情報に振り回されるのも、「友だちのうちはどこ?」と重なるような…。
だからなんなのか?わかりません。
しかし、すべて正直にさらけ出すのって、おもろい。
“映画の人”にコブを付けられたあのじいさん、おもろい。
今までみたキアロスタミの作品、
ストーリーに急展開もハラハラもドキドキもそこまでないのだが、
“わからない”という感情が常にあるので先を知りたくなる。
“わからない”の感情は、いつも見る人を離れさせてしまうネガティブなものだと思ってたけど、そんなことないな、たぶん。