子供の頃テレビで途中から途中まで見た以来の再見なのでほぼ初見なのだけれど、思っていたよりも全然変な映画で面白かった。序盤のトミー・リー・ジョーンズが動物の罠を仕掛けた地元民にブチギレるところ筆頭に、ここで終わるの？ってシーンに溢れている編集がすごい。ランタイム90分に命かけているというか。ジョーンズとデル・トロっていう面を揃えておいて、その編集と色味で全然画面がリッチに見えないのも凄くて、重い題材なのにフリードキンでも屈指の軽さを携えてる。なのに、落下する滝を降雪に重ねるラストとか、ジョニー・キャッシュのナレーション締めからの「Hurt」やらで最後はぶち上げるという…。
