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ハドソン・ホークのotomisanのレビュー・感想・評価

ハドソン・ホーク(1990年製作の映画)
4.1
 むかしむかし、LAにマディとデイビッドなる探偵二人組がおって、散々ふざけまくって、早ョくっ付かんかい‼と観客をヤキモキさせ続けた挙句、スポンサーに愛想つかされて消えていった(本当に"劇的に"消えていった)もんだ。あれもまあ各回粗密あったけど、普通の展開に飽き足らんのか、あれよあれよという感じの飛ばしもあって、妄想劇中劇、劇外はみだし、新スポンサー獲得祝いのダンスショー10分の大盤振る舞い(脚本が間に合わなかった?)だの、おもしろそうなら何でもお試しでいい塩梅だったっけが。
 Blue-Moonerとしては、ダイハードのヒットはそりゃあそれ、儲かって結構だったが、役者B.ウィリスについては無駄遣いもしくは役足らずと云う感じで、Moonlightingこそ本領と見ておったのだがのぉ。
 世間のトンチキはしょうがないのでほっとくけど、そこのあなた、ハドソン・ホークを見ないで死んだらあの世での受けが良くないぞ。面白くない筈がないのだが、万一オモロ無いなら来世はミジンコからやり直しだ。思わぬところに人間失格の落とし穴があったりで、映画界はこわいぞ、なかなか。
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