鍋レモン

クロコダイル・ダンディーの鍋レモンのレビュー・感想・評価

クロコダイル・ダンディー(1986年製作の映画)
4.5
⚪概要とあらすじ
コメディーアドベンチャー。

ニューヨークの女性新聞記者スーはある日、オーストラリアへ向かった。現地のジャングルでワニと格闘しながら生き長らえているタフな男、ニック・“クロコダイル”・ダンディーに会うためであった。そして無骨だが温かみのあるダンディーと対面し、記事を書くため2人で奥地へ冒険の旅に出るスー。彼らは数々のハプニングを通して次第に惹かれ合っていく。やがて、ダンディーはスーの誘いでニューヨークへ降り立つが、そこには彼女の恋人が迎えに来ていた...。

⚪セリフ
「この腑抜けに惚れてるのか?」

⚪感想
ほんのりラブストーリーでコミカルな作品。優しい物語でめちゃくちゃ癒された。

古い作品だから表現がちょっとあれな部分もあるけどコメディーだからとにかく笑える。

現地の男と記者の女性のラブストーリーもありながらワニと闘うアドベンチャーの物語かと思ったら全然違った。
前半のオーストラリアと後半のニューヨークで全く違う作品に。

クロコダイル・ダンディーって響きが好き。

ニックのダンディーさと都会のことを知らないポンコツさのギャップが最高。
世界の違いに怒るのでも戸惑うのではなくなんだかんだ馴染んでいるし、マイペースで純粋な感じが好き。
タクシーの運転手にどこの部族か聞いたり、女装した男性に騙されたり、ナイフを取り出したりと可愛い。

テンガロンハットに焼けた肌、渋い顔。
おじさんだけどかっこいいし、惚れてしまう。クリント・イーストウッドのような雰囲気のかっこよさ。
ニックの哀愁漂うお顔大好き。かっこいいよ。好き。好き。
出会った人をちょっと幸せにする不思議な力を持っていそう。

スーの恋人のリチャードのウザさが一周まわって良い。
いつもならイラつくけどそれが人間らしい感じがして大丈夫だった。

ニューヨークに来たニックに対してスーがバカにしたり嘲笑したりしないのが優しい。
少し気が強かったりするけどそれもまた可愛くて女の私としても好きな女性だった。
なんでリチャードみたいなやつと付き合ってるのかは疑問。そうじゃなきゃ映画にならないけど。

かなり名作では!?



⚪以下ネタバレ



ラストの地下鉄での伝言ゲーム方式の告白が面白い。そこからのニックがみんなの頭を踏みつけながら戻ってくるのがまた。
駅にいる人達もみんな優しくてほっこりして泣きそうになった。

駅の入口辺りでスーに股間を蹴られた男は自業自得。

⚪鑑賞
午後のロードショーで鑑賞。

⚪パンフレット所持
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