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殺しのナイフ/ジャック・ザ・リッパーのtakのレビュー・感想・評価

2.8
切り裂きジャックが現代に蘇る!?。かつてロンドンを震え上がらせた連続殺人鬼の手口を真似た事件が、現代のロサンゼルスで起こる。犯人との疑いをかけられたまま死んだ弟の汚名を晴らすべく、双子の兄が立ち上がる。

ジェームズ・スペイダーが双子の兄弟を演ずるサスペンス映画。精神的な刺激が双子の間で伝わる一種のテレパシーを、サスペンスの材料に用いたアイディアが見どころ。いわゆる"コルシカの兄弟"的なエピソードである。その発想自体は面白いのだが、肝心な犯人像が今ひとつで、映画としては後半に向けてトーンダウンするのが残念。

そこを補ってくれるのが、80年代アイドル女優視されていたシンシア・ギブ。下着姿で逃げまどう姿はきっと心に残る。
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