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七人の野獣 血の宣言のseapony3000のレビュー・感想・評価

七人の野獣 血の宣言(1967年製作の映画)
5.0
青木義朗のバナナ叩き売り(一房450円。高い!)から銀行でフランス語まくしたてる岡田真澄、留置所では水色のタンクトップきた小池朝雄。脱獄させる偽刑事の丹波。肝心の郷えい治のすっかり入り方忘れたけど、チームの出会いからすでに楽しい。いちばんお洒落な高品格。メンバー全員みっちり動いていて最高。中平康だったらスタイリッシュにやるところを、江崎ミーオ監督はしつこくこってりさらにくだらなく仕上げる。足し算に次ぐ足し算のサービスが嬉しい。ヨットの部屋でのバカ殴り合い、何度も繰り返し笑わす弓恵子さんのトラップ、トミナカ(富田仲次郎)の洒落たSM部屋、あー楽しい。丹波がピーターウィアーの「キラーカーズ」みたいな可愛いミニ装甲車でトミナカ邸をぶち壊していく終盤もサイコー。宍戸錠はほんとチラッとラストのゲスト扱いだったけど、たしかに宍戸錠がメンバーじゃないほうがバランス的によかった気もしたり。つって宍戸錠加わった香港編もちろんみたい。山本直純の音楽も良い!
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