チッコーネ

七人の野獣 血の宣言のチッコーネのレビュー・感想・評価

七人の野獣 血の宣言(1967年製作の映画)
2.5
60年代ヨーロッパのアクションコメディを翻案したような作品。
タイトルロールがコマ送りなのは凝っている、また前半の編集は畳みかけるようにスピーディ。
相手が男でも女でもお構いなしに鞭を奮うSオヤジキャラが出てくるのは、妙にビザールだった。
クレジットのトップに名を連ねる割に宍戸錠は、続編への布石として最後の5分しか出てこない。
丹波哲郎がイケメン枠というのも地味、岡田真澄は相変わらず不遇だし、あとの4人はもっと地味で画面に華がない。
弓恵子の小気味よい悪女ぶりで若干救われた、彼女が実質7人目の野獣。