ShinMakita

化石の荒野のShinMakitaのレビュー・感想・評価

化石の荒野(1982年製作の映画)
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☆俺基準スコア:1.5
☆Filmarks基準スコア:2.6



アメリカ人貿易商ハンスが都内ホテルで射殺された。凶器から容疑者とされたのは警視庁刑事・仁科草介。無実の仁科は逃亡し、山沢という男に捕獲されてしまう。山沢は仁科を殺人犯に仕立てた張本人。選択肢のない仁科には、山沢からの「仕事」を請け負うしか道はなかった。代議士・中臣晴義の息子、克明を追跡するという仕事だ。武装した男たちを連れて各地の山に入る克明は、何かを捜索しているようだが…




「化石の荒野」




終戦直前に消えた帝国陸軍の金塊5000キロ。その争奪戦に巻き込まれた刑事の戦いを描いたアクション。2週間限定で公式YouTube配信になっていたので懐かしさから視聴…


ま、子供の頃に観たときも渡瀬さんのオートマグと夏木勲の44マグナムが実にオモチャっぽくて萎えたんですが、今回はそこを抜きにしても相当な安っぽさで脱力しました。しかし、今だからこそ分かる味があって、結果満足でしたね。

まず、チョイ役の顔ぶれが異常な豪華さですよ。女優で言ったら、喫茶店の范文雀、ロープウェイの竹田かほり、ホステス役の竹井みどり。ベテラン枠では加藤武に宍戸錠ですよ。一番の驚きは、調べて分かったんだけど峰島(川津祐介)の息子のサッカー少年が長谷部監督の息子で後のハセベバクシンオーだったこと。

メインキャストでは、いかにもモノマネしやすそうな演技の浅野温子は置いといて、川津祐介がダントツに良かったですねー。死に際の芝居、最高に好き。


ロケも頑張っているんですけど、もう少し何とかならないかなぁと思った角川映画の敢闘賞映画。主題歌も素敵だし、良いところもあるにはあるので、お暇ならぜひ。
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