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微熱少年のよーのレビュー・感想・評価

微熱少年(1987年製作の映画)
3.0
1966年6月、日本中の人々が熱い視線を送る一大イベントがあった。ビートルズ来日、日本武道館でライブ。松本隆少年(当時)も、それを楽しみにしていた1人だ。この作品は、ビートルズ初来日に色めき立つ日本を舞台に、風街(松本隆曰く、麻布・青山・渋谷あたり)のティーンエイジャーたちの青春を描く。と言いつつ、作中の人物の髪型や服装はなんだか80年代全開の雰囲気。とはいえ、喫煙シーンひとつとっても、「タバコ吸ったことないのか? 考える前にまず触れてみる。そこから何かが始まるのさ」というセリフが出てくるあたり、松本隆ワールドが炸裂してて印象に残った。恋の結末は、松本隆大先生が描く女の子なら、「まあ、そうこなくっちゃね」って感じだった。
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