逃げるし恥だし役立たず

スーパーマンの逃げるし恥だし役立たずのレビュー・感想・評価

スーパーマン(1978年製作の映画)
3.0
説明不要の物語。当方が評価するまでもなく歴史が傑作と評価。大昔の記憶から子供騙しと一方的に判断して、一時間遅れの鑑賞。自身の慢心に深く後悔。当時の日本では一大ブームから安っぽいジョークにしたため本作のブランディングを落とした。子供騙しでなく大人向けのエンターテイメントである。映像作品としての意外なクオリティの高さに驚く。物語は荒唐無稽だが面白く夢がある。マーロン・ブランド、ジーン・ハックマン、ネッド・ビーティが出演、当方はアクションより出演者の掛け合いが好きである。
クリストファー・リーブはスーパーマンそのものである。スーパーマンは紳士で良識人、ジョークもウィットに富んでいる。特殊な能力はなくても男としてこうありたい手本。ロイスにベラベラと軽薄に話すのも男の性(さが)で理解は出来る。唯一の弱点(欠点)は女を見る目がない事だ。利己的で嫌味なインテリ女のロイス(マーゴット・キダー)よりおバカではあるが愛嬌と人間味があるテッシュマッカー(ヴァレリー・ペリン)を選択して欲しかった。
映画は難しいテーマが格ではない。ラストも乱暴な展開だが良い。