ミケランジェロ

スーパーマンのミケランジェロのネタバレレビュー・内容・結末

スーパーマン(1978年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

誰もが思い描くヒーロー像に最も近いデザイン

ジョンウィリアムズの音楽との親和性が凄まじい

若干長めの映画だが無駄なく洗練されたシナリオという印象。その後のアメコミヒーロー映画で見るような王道の演出が数多見受けられ、この映画が土台になったのかな。ないしはコミックで定番だったのか。マンオブスティールよりも今作の方が好み。丁寧に主人公のバックボーンや、ヒーローとして生きていくきっかけ、普段の生活を描いており、わかりやすい。

地殻変動を止める、地球の周りを高速で周回することで自転の向きを逆転させ、時を戻す、といったなんでもありの、破茶滅茶能力。今のアメコミ映画でそんなことしたら、完全に他作品とのパワーバランスが取れなくなるが、元祖ヒーロー映画ということもあり、この時点で他作品との兼ね合いは考えていなかったのは当然。

敵の動機、キャラクター像があまりわからなくて、パンチが弱く感じた。なぜそんなことをするのか、という疑問に対するアンサーがあまりない。