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東京丸の内
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『東京丸の内』に投稿された感想・評価

フイルセンで鑑賞。(作品はモノクロです)

高倉健さんが爽やかな山男サラリーマン(かなり天然)を演じる源氏鶏太原作らしい会社コメディ。
まるで日活作品みたいなのは、脚本が日活でも書いてる大川久男だからで、これがデビューの小西通雄は当時の社会風俗を切り取りながら、テンポ良くソツ無くまとめている。

健さんとのキスシーンまで演じるお相手は佐久間良子。まだまだ初々しく総務のBGを演じ可愛い。亀石征一郎に騙されてるし。
恋のライバルのお嬢様は小林哲子! 日活なら中原早苗か清水まゆみなポジ。
千秋実が人の良い万年課長ではまり役。共同脚本の池田雄一は小西監督の「可愛くて凄い女」も担当。
会社の屋上で昼休み、デパートで買い物、別荘でテニス、と60年代の皆が憧れた暮らしが丸の内中心に記録されていて貴重だし、何より東映東京のまだ健全な頃(いや、後年が悪いとは言わないけど)が感じられ、ほのぼのする。
健さんの朴訥で不器用キャラがやはり良い。この人は明るい役のがいいよ。スマイリー健とか。

東宝1962年作品「女性自身」は本作と同年。両者とも丸の内・銀座のB・G(ビジネスガール)の恋を描いて、モテるのは結局朴訥で善良な青年な訳だ
けど、ぼーっと見てて思うのは、皆17時定時でさーっと帰宅するのね。働き方改革どころの騒ぎじゃない。残業なき世界。素敵。
『最高殊勲夫人』パート2って感じでとにかく最高。原作者が同じ。高倉健がメカ設計屋ってのが笑える。似合ってない。嫌味ったらしい金持ちたちのキャラには辟易するが、物語上重要な要素なので仕方ない。『最高殊勲夫人』と違ってあえて金持ちと庶民の格差を強調してる。社員食堂が楽しそう。
↓のレビューは、以前のアカウントにて鑑賞直後に投稿したレビューになります。


☆☆☆★★

婚約者の居る佐久間良子を追い掛け廻すのが、山男の高倉健。
婚約者の母親に三宅邦子。
2人を見守る【40代独身課長】に千秋実。
小狡い専務には加藤嘉。
2人が勤める会社の社長には北竜二。
恋のライバルの娘の父親で、大財閥なのが柳永二郎。
高倉健の同僚でコメディーリリーフに谷幹一。

若い2人の恋愛映画であり。
サラリーマンコメディーであり。
サラリーマン哀歌であり。
昭和の風俗映画でもある、古き良き日本映画の良作。

今の若い人が観たら、登場人物達の″その後”をハッキリと描写しない演出は、間違いなく批判されてしまうでしょうね。
そこはそれ、「2人の表情を見て察しろよ!」…と言ったところ。
おそらくはプログラムピクチャーの一本として80分以内に収める為なのでしょう。余分な場面は極力カットして、結末自体を2人の恋愛成就に昇華させる事に主眼を置いている。
一応は、映画としてのハッピーエンドは完成していると思うので、個人的には問題は無い…とは思いましたけどね。
願わくば千秋実の昇進だけは…とは思いますが(´-`)

しかしそれよりもこの作品には、名脇役である出演者達の演技を堪能する面白さも同時に。

三宅邦子の嫌味な演技にニヤニヤし。
小狡い加藤嘉にニヤニヤし。
柳永二郎の貫禄にニヤニヤする。

果たして高倉健は、この佐久間山脈とゆう高き嶺を登頂制覇出来るのであろうか?…って、もうハッピーエンドって書き込んじゃってますけどね(^^)

2人が通うこの会社。どうやらトラクターのデザインや開発らしき事はしている様ですが。一体何をしている会社なのか?とか、一切分からなかったりしますけどσ(^_^;)
そんなこた〜!どうだって良いでしょ〜!…ってくらいに潔い程に、観客の気持ちを2人の恋愛部分に集約させようとするところが、観ていて気持ち良かった。
楽しい時間を満喫しました。

(2017年8月8日 国立近代美術館フイルムセンター大ホール)

『東京丸の内』に似ている作品

任侠東海道

製作国:

上映時間:

105分

配給:

  • 東映
3.3

あらすじ

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