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美しき被告のnatsumiのレビュー・感想・評価

美しき被告(1949年製作の映画)
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心理学の教授であるウィルマはある晩ストーカー気質の教え子に襲われそうになったため、自己防衛として彼を殺してしまう。現代でも訴えても疑われるしセカンドレイプもあるのに、この頃自白してたら絶対信じてもらえなかっただろうから隠し通そうとするのもわかる。わかるけど頼むから自白してくれ〜となるからハラハラ。この時代で性的暴行のトラウマがこんなにしっかり描かれていて、ちゃんと加害者が100%悪いと描かれていることに驚いた。あとは割と普通のメロドラマ要素のあるノワールだけど、題材の扱い方がかなり進歩的。
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