Gierck

美しき被告のGierckのレビュー・感想・評価

美しき被告(1949年製作の映画)
4.0
ウィリアム・ディターレ監督、ミルトン・クラスナー撮影。
すべてがロレッタ・ヤングのための作品のようで、彼女の強さや弱さ、あどけない表情を捉えることに終始しており、このような女優に対する接し方はヨーロッパから渡った映画監督によく見られる特徴である。
じんわりと事態が明らかになるのを待つように、大げさな場面展開や過剰な演出はいっさいなく、予想外なフとしたことから真実が表面化する演出は、さすがに映画のツボを心得ている。
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