くまのすけ

ダブル・ジョパディーのくまのすけのレビュー・感想・評価

ダブル・ジョパディー(1999年製作の映画)
2.0
FOXムービーにて。

アシュレイ・ジャッドがお綺麗。トミー・リー・ジョーンズが相変わらず追跡者してる。
そんな映画。
ジャンルは「サスペンス」となっているけどサスペンス感は薄く、無駄にアクション感が強い。
アシュレイ・ジャッドをアクション女優として売り出したかったのかな~、なんて思ってしまう作品だった。
本人が走ってるっぽいシーンとか、すごく足速かったし。

公開当時にあらすじだけ聞いたことがあったが、その時に観ていたらもう少し楽しめたのかも。
今観てしまうと突っ込みどころが多いような…。
そして、トミー・リー・ジョーンズの役どころがちょっと残念。

「二重処罰の禁止」を話の肝にするのは面白いと思う。
でも、その設定を活かして「旦那をもう一度コロしてもOK!」って流れにするよりは、そもそも死んだと思われている旦那が生きている事をどう暴くかを描いたほうがいいのでは…?と考えてしまった。

主人公は旦那が憎いのももちろんあるけど、「とにかく子どもに会いたい!一緒に暮らしたい!」という想いのほうが断然強い。
だとしたら、強引なことをして捕まり、逃走し…っていう流れよりもっとスマートに立ち回ったほうがストーリー的に面白そう。

法は犯さず、ギリギリのラインで探りを入れる。
時にはその美貌で関係者を籠絡して情報を得る。
とはいえ素人なので、うまく事が運ばないこともある。
そんなこともあり、トミー・リー・ジョーンズに娘さんのことを引き合いに出して情に訴え、陰ながら協力してもらう。
最終的には旦那が生きていることを、また死を偽装したりお金を得るために犯した罪を明るみにし、旦那は裁かれる。
主人公は犯してもいない罪なので免責(のようなもの)が与えられるか、罪はなかったことにはならないものの大々に報道されることで社会的には無罪となる。
そして息子と再会し、堂々と一緒に暮らしていけるようになる。

例えばそんなストーリーでトミー・リー・ジョーンズとのバディ感も出し、変にアクション感を出すより頭脳戦を見せたほうがよかったんじゃないかと。
くまのすけ

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