スクリーン2番

シティ・オブ・エンジェルのスクリーン2番のレビュー・感想・評価

シティ・オブ・エンジェル(1998年製作の映画)
3.6
セクシーハゲの称号を欲しいままにしているニコラス・ケイジが天使役。本来交わるはずのない現世の女性と恋に落ちてしまい、天使にとって禁断の手段でニコケイは恋を叶えようとする。

「ジョーブラックをよろしく」ではブラッド・ピットが死神役を演じていたが、本作はニコケイが天使。でもやってる仕事って死神も天使も同じような…。死者をあの世へ送り届ける。見方によっては死神とも天使とも捉えられる仕事。死神って言えば聞こえは悪いが、やっぱり受け取り手の感じ方だな。

漫画や映画、小説など多くの作品に登場する「あの世への案内人」的なキャラ。あまりに扱う作品が多いせいか、観る人の目がかなり厳しいものになっていると思う。
ありきたりでないか、リアリティを欠いて何でもアリになっていないか等。気にする部分は多いが、一度採点するような見方を止めて純粋に映画を楽しもうと思ったなら、結局こういった映画が面白いと思ってしまう。

M字ハゲの天使。そのくせ凄くピュアな視線を向けてくる。そのギャップだけで面白い。