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ビジターQの消費者のレビュー・感想・評価

ビジターQ(2000年製作の映画)
2.6
・あらすじ
報道記者の山崎清は現代の若者を調査するという名目で援交をする娘、美貴とラブホテルに来ていた
そして娘の誘惑に抗いきれず肉体関係を持ってしまう
その後、帰路中に駅で電車を待つ所をチンピラ風の男、佐々岡に頭を殴打されてしまう
怪我を負った山崎は怯えながら周囲を見回し家に向かって歩いていた所を再び殴打され、何故か佐々岡を家に招き入れ奇妙な同居生活が始まる
イジメを受け続ける鬱憤から母に手をあげる息子の卓弥
中年ながら援交で生計を立て覚醒剤に溺れる妻の恵子
そして家族の問題を気にも留めず報道取材に固執する清…
やがて一家の生活は更に混沌を極めていき…
というエログロナンセンス作品

・感想
ただただエロ描写と混沌とした展開が続き終いには殺人や死姦まで発生するストーリーに終始「???」となった
話は有って無い様な感じでいまいち何を表現したかったのかも分からず…
正常な人間が清の死姦の餌食となった元妻と思われる麻子くらいしかおらず淡々と狂気が繰り広げられていくので三池監督が撮りたい画をストーリー度外視で詰め込んだのかな?という印象
意味らしい意味のないカオスさに乗れるかどうかで大分評価が分かれそうな感じだった
佐々岡に搾乳されて母乳を出す快感に目覚めた恵子、レイプの勢い余って麻子を殺した後に死姦している所を遺体の脱糞にキレる清、母乳に覆われた床に寝転んで「受験があるから勉強する」と謎の決意表明をする卓弥…
そしてラストの恵子の乳首を咥えて母乳を飲む清に混ざって一緒に飲む美貴、というシュールさが特に光っていたシーン達に関してはちょっとクスッと来た
でもいまいちどう捉えて良いか難しい作品だったな…
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