virtualルマンやっていたので記念に
『大脱走』でバイクに乗れないんだったらやらないと言ったことや『ブリット』ではマスタングをレーサー顔負けに乗りこなす等、乗り物に対しては人一倍熱い情熱があった名俳優、スティーブ・マックイーンが自分のスタジオを作ってまで製作したレース映画。
ドラマ部分を極力減らしてルマン24時間耐久レースそのものをフォーカスした作品。
それ故に半分ドキュメンタリー映画な構造をしています。
レースはマシンやドライバーの紹介から始まり、オープニングラップは音楽を流さず一周丸ごと。
俳優もあまり喋らない。
よって全編通して流れるのはクルマのけたたましいエンジン音!
だから、相当レースが好きじゃなかったらつまらないと感じるかも知れない。
しかし、実際のルマンのレースの映像を編集しているので臨場感や緊張感はとても高く、
スティーブ・マックイーンの
「レーサーとして本当にルマン出たかった」
という熱い思いを感じさせてくれます。
なんでもこの映画、ドラマに重点を置くかレースに重点を置くかで監督とマックイーンがモメたとのこと。
最後のマックイーンの姿がとてもカッコイイ!
僕はこの映画好きです。