これは純粋に超いい映画。
絶対に観るべき。
分かりやすくて観てて響いてきて…
多分「私も不幸な身の上話が欲しいわ」という台詞は忘れられない。
階段通りの人々の生活、辛くてギリギリだからこそ盲目の爺さ…
面白かった。
次から次へと「オリヴェイラってこんな人」という枠を裏切ってくる。
こういう書割っぽさ嫌いじゃない、と思いきや豆を売るオバちゃんの後ろのバーで、ふとギターを奏で始めるショットがあったり。…
オリヴェイラいわく「古くて新しい社会問題を描いたお伽噺」だそう。貧困によって卑しさを抱えた人たちを皮肉たっぷりに描いてます。
盲目のじいさんが持っているお布施を集めた箱を巡って、周りの人たちの妬…
マノエル・ド・オリヴェイラ監督追悼特集にて劇場鑑賞。
擦れた人生たちの吹き溜まり…お慈悲に頼る生活が羨まれたりもする街の緩く微妙な均衡。それがあっという間に崩壊し不幸の底へ落ちる。かと思いきや不死…
嫌がっている人をからかって人が爆笑するシーンを何年かぶりに見て、ああわたしこういうの大嫌いだったんだよなあって思い出した。階段通りの人たちはもう本当に底辺の暮らしをしていて、だから言葉遣いが荒々しい…
>>続きを読む冒頭で「これはお伽話である」と説明があるが、映し出されるのは、そんなことすぐに忘れさせてしまうくらいの、階段通りに住む人々の貧しくて悲痛な暮らし。
(誇張が入っているかどうかは分からないけれど)
「…
ユーロスペースの長生きおじいちゃん祭りにて鑑賞。去年106歳で亡くなったてことは、本作は94年作品だから84歳で撮ったこの感性凄まじい…オリヴェイラおじいちゃんは「家族の灯り」しか観てなくて如何にも…
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