はじまりがこんなにワクワクするなんて!
明け方の階段通りを酔どれの警備員が千鳥足で歩いて帰ってきたかと思ったら、清々しく立ちションするおばちゃんが出てきたり。剣の舞での通勤ラッシュ!
みんな、盲目…
階段通り舞台に繰り広げられる、人間の欲望の話。誰もが心の奥底に持っている醜い羨望の感情を鮮やかにあぶりだした作品。
舞台をあえて制限(階段通りのみしか映さない)することで、人間関係の濃密さが引き立っ…
このレビューはネタバレを含みます
始まってすぐのおばさんの○○シーンで、あ、こういう感じか…という映画。最後は箱が板に変わった。善も悪もないような、運が悪かったのか皮肉なお話。施しとは?考えさせられる。女の人のほうがしたたかなんだろ…
>>続きを読む貧しさゆえの卑劣さが、明るく鮮やかな映像の中で見る者を鈍く蝕んでいくような話。階段通りに住む人々に同情するかのような、佗しいFadoがとても美しい。
英語字幕+日本語字幕だったので、ビスタの画面の縁…
渋谷ユーロスペースにて。大学生のときに観て、泣ける場面ではないのにホロリとした体験が鮮烈な映画だったが(ギターを弾くところ)今回は冷静に鑑賞した。階段のある狭い空間をどう撮るか、全カットが工夫されて…
>>続きを読むマノエル・ド・オリヴェイラ監督追悼特集にて劇場鑑賞。
擦れた人生たちの吹き溜まり…お慈悲に頼る生活が羨まれたりもする街の緩く微妙な均衡。それがあっという間に崩壊し不幸の底へ落ちる。かと思いきや不死…