円柱野郎

ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!の円柱野郎のネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

個人的には初めて観たアードマン社制作のアニメだったけど、これは素晴らしい。全編に遊び心満載で、過去作へのパロディ・オマージュも面白く、娯楽映画ってこうなんだと思い出させてくれる作品でした。
原題のサブタイトルは“IN THE CURSE OF THE WERE-RABBIT”でハマーフィルム「吸血狼男」のパロディ。出撃シーンは「サンダーバード」だし、やっぱりその辺のチョイスもイギリス映画なんだよねw
それにしてもクレイアニメとは思えないほどによく動く。人形の感情表現も良くできてるし、アクションシーンも、というか被写体とカメラが同時にバリバリ動くって…。一部VFXも使っているんだろうけど、それでもクレイアニメ表現の中では一つの頂点でしょう。しかもそれを90分作品でやってのけるというのだから脱帽と言うしかない。
その技術の上に分かりやすいキャラと的確なネタで作り上げた話があるからこそ、きっとこの作品を魅力的に感じるんだろうね。
円柱野郎

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