沁みるなあ、オリヴェイラ。
盲目で生まれた男を幸運と呼ぶ階段通りの住人たち。箱を置いときゃ金稼げるんだもんなって、すごい考え方だなおい。でもなんかみんな楽しそうで。派手じゃない1日をただ生きる人間…
はじまりがこんなにワクワクするなんて!
明け方の階段通りを酔どれの警備員が千鳥足で歩いて帰ってきたかと思ったら、清々しく立ちションするおばちゃんが出てきたり。剣の舞での通勤ラッシュ!
みんな、盲目…
こいつは一体なんなのか…悲劇なのか喜劇なのか…。文字通り階段通りの悲喜こもごもな訳だけど、なんとも意地の悪い=大好き。とりあえず路上で立ちションするババア、朝一発目にしては量が少なすぎる。不幸話は飯…
>>続きを読む階段通り舞台に繰り広げられる、人間の欲望の話。誰もが心の奥底に持っている醜い羨望の感情を鮮やかにあぶりだした作品。
舞台をあえて制限(階段通りのみしか映さない)することで、人間関係の濃密さが引き立っ…