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悪の報酬のCINEMASAのレビュー・感想・評価

悪の報酬(1956年製作の映画)
1.5
 監督は日活を中心に活躍した職人肌の野口博志(後の野口晴康)。原作は星雅二の同名小説。脚色を陶山鉄と舛田利雄が共同で行っている。助監督に鈴木清太郎(後の鈴木清順)の名が有る。

 他の出演者に、三國連太郎(特別出演)、日高澄子、菅井一郎、デイック・ミネ(主題歌&挿入歌も担当)、牧真介、山岡比佐乃(後の山岡久乃)、雨宮節子、高品格、冬木京三(後の冬木喬三)、天草四郎ら。

 うーん…… 話が入り組んでいる上、語り口がモサモサしていて僕にはイマイチだった。<太田>の正体が意外な人物であるけれど、全体的には左程面白いと思えず。ラスト近くの三國連太郎の語りかけが後の深作欣二監督作品『狼と豚と人間』を連想させるものの、作品としてはアチラの方がググンと面白かった。残念な出来。
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