チッコーネ

羅馬太平記のチッコーネのレビュー・感想・評価

羅馬太平記(1933年製作の映画)
3.0
バスビー・バークレーのミュージカル部分目当てで鑑賞、本作にはクレジットも有。
後年の作品に比べ全体的にチープではあるものの、ジーグフェルド・ガールズの裸体にロングヘアウィッグだけをあしらった奴隷レビューはインモラルで、クライマックスには転落死が…。
またカンターが得意とした黒人メイクのレビューでは、黒人女性ダンサーも大挙起用、これは結構珍しいかもしれない。
まさに白黒をはっきりさせた内容であった。

ディードリッヒあたりの美粧にもたまに観られるが、前髪を細かくカールさせる女優陣のウィッグがおしゃれ。
またカーチェイスならぬ馬車チェイスの場面がものすごい迫力、スタントマン死んでるんじゃないの、と心配になるほどだった。