kayupan

羅馬太平記のkayupanのネタバレレビュー・内容・結末

羅馬太平記(1933年製作の映画)
-

このレビューはネタバレを含みます

現代アメリカの田舎町に住む、食料品店のひょうきんな従業員エディが、タイムスリップして古代ローマへ行き王女を救うコメディ。口が災いして様々に追われるもなぜか逃げ切り、現代政治家とローマ皇帝のどちらの汚職も図らずも掴んでしまう点は、チャップリン的な風刺が効いている。途中挿入されるミュージカルも壮大で、馬鹿げた設定とコメディをパッケージする。どんな命の危険に晒されようと、どこまでもふざけていて、悪役が怒れば怒るほど笑いに変えていく。クライマックスのカーチェイスもスリリングと見せかけて、展開が馬鹿馬鹿しくて笑ってしまう。エディの話の中にミッキーマウスが出てくるが、アニメ的なコメディの要素も伏線的に展開に含んでいるといえる。
kayupan

kayupan