イシ

花火の街のイシのレビュー・感想・評価

花火の街(1937年製作の映画)
4.1
石田民三面白い。

変な作品だと思う。完璧じゃない系だけど胸を打つ映画。
めっちゃいいっていうと語弊がある気がするけどめっちゃいい。
邦画の中に映画が生きてる感じ。

途中フィルムが切れてるところがあるっぽいから流れをつかみにくいところはあるけど、全体的になんかカッコいい映画で、目が離せない。

ストーリーの中では、主人公の不良兄やんが一途なところに胸打たれるなと思った。それにこたえる人たちも好き。
不良兄やんが惚れはったお嬢さんが、過去に慕っていた男に対して最後にすること、めちゃくちゃ過激なのに納得できる。

主人公を好きなお姐さんが自分は身を引いてお嬢ちゃんを迎えに行く場面、フィルムがないから切れてしまってて残念。見つかったらいいのになあ。
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