一

心に花の咲く日までの一のレビュー・感想・評価

心に花の咲く日まで(1955年製作の映画)
-
貧乏夫婦の淡々としたひもじい生活。半年無職でもへらへらしてる芥川比呂志にただただキュートな淡島千景、あと赤ちゃん(母も父も「赤ちゃん」と呼ぶのは名前ないの?)。観てるだけで幸せな気持ちになる地味な夫婦生活は『目白三平物語 うちの女房』みたいだけど、こっちはたまにすごく不自然なカット割りがあったり、千景さんが洗濯物ひらひらさせて暗闇に踊る謎にシュールなシーンがあったりで、ちょっと妙なかんじ。中でも「僕は天才だ 天才を超越している 僕は孤独だ 芥川賞獲る」とか言ってる仲谷昇の悪趣味なキャラ立ちにはドン引きである(すごい楽しい)。
一