Lila

ディパーテッドのLilaのレビュー・感想・評価

ディパーテッド(2006年製作の映画)
4.2
MAXで配信されていたので、久しぶりに観ました。どのシーンもキャストが豪華過ぎますね。それだけで最高です。おまけにみんな若い!

ジャック・ニコルソンが異次元過ぎて圧巻です。怖すぎます。何しでかすか分からなくて、会話してるだけで怖い。何度も早送りしそうになるのを堪えました。

ディカプリオとマット・デイモンの初さがいい。あーかっこいい。ディカプリオの泣き顔とデイモンのエリート感、2人のテッパン芸風を思いっきりぶん回してる気持ちよさがあります。懐かしき携帯で対峙するシーン、あの時代の携帯だからこそパカパカ開閉音も演出になって良い。

ヒロインのベラ・ファーミガもそりゃー繊細なディカプリオに惹かれちゃいますよね、っていう分かりやすい女心(秘めてる美しさがあって好きな女優です)。男性が描く女性は理解力ありまくりなイメージで、そういう理想があるんだなあといつも思いますw 彼女に対する2人の対照的な描写は分かりやすく、見やすい演出にしてくれていました。

個人的にはマーク・ウォルバーグじゃないんだよなあ…ここだけ納得いかない!w でもレビュー見ると概ね評判良さそうですね。そうか…結局最後どういう意図だったのか分からなくさせる無骨さがあるからありかもしれないです。うーん、いや、もう少し頭脳ほしい!w マーティン・シーンとアレック・ボールドウィンはハマり役で、ポジショニングが好きでした。

クライマックスは我が目を疑うレベルで衝撃です。無音で淡々と進んでく…あまりの瞬発力に一瞬脳みそが停止します。悔しさも半端ない。その切れ味が堪らない!

とにかく全員が「保身」に終始夢中。

その昔、原作も見たのですが、香港版「インファナル・アフェア」の方がスリムで筋肉質だった印象です。スコセッシ版は、スコセッシで、ハリウッドで、豪華キャストで、って御馳走感があり、見せ方もまた違うので、別物として楽しむべきです!

しかし、演出って分かってますが…全員携帯の音を消してない間抜けさが気になってしまうのは否めませんww
Lila

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