ARA

ディパーテッドのARAのレビュー・感想・評価

ディパーテッド(2006年製作の映画)
4.2
“クランベリージュース/生理中か?”


かれこれ5回目の鑑賞


幼少期からギャング育てられ
ボス・コステロの命により
警察に潜り込むため
警察官になり特別捜査課に配属された
優秀なサリバン

身内はノミ屋や売人
頼れる人はいなく週末は悪の顔
試験では満点を叩き出し
その頭と経歴から
潜入捜査官となった
優秀なビリー

それぞれが組織に潜入し
お互いにネズミを探すストーリー


キャストの演技は格別で

特にビリー演じるディカプリオは
この映画で再評価された

コステロ演じるジャックニコルソンは
悪役が似合う憎たらしい顔
表情筋が豊かすぎる

他にも
サリバン演じるマットデイモン
女医のマドリン演じるヴェラファーミガ
ディグナム巡査部長のマークウォルバーグ
グイーナン警部のマーティンシーン

他にも多数の名俳優が出演しており
スコセッシ監督の手腕と相まって
この映画は高く評価され
スコセッシ監督初のアカデミー賞受賞


ギャングと警察の対立と同時に
警察とFBIの対立も描かれている

元になった香港映画では
警察組織内の対立は描かれておらず
アメリカ人は
内々の対立をテーマにする映画が
大好物とみた


ストーリーも上手くまとまっており
また挿入曲も個人的に好みであり
ジョンレノンの曲からの
ジョンレノンの話をするシーンは格別な印象


話は変わるが
クランベリージュースには
尿路感染症の予防に用いられるらしく
利尿作用や生理中の時に飲むと効果があるという


男性がクランベリージュースを飲む時
連れが”生理中か?”
と問いてきたら
そいつは確実にこの映画を観たと断言できる。
ARA

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