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ファイト・クラブのxavierのレビュー・感想・評価

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)
4.0
"あのファイトシーン"の撮影は大変だったろうな、エドワード・ノートンは…
空虚な生活を送るヤングエグゼクティブのジャックは数ヶ月間、不眠症に悩まされていた。そんな中、出張から帰る飛行機の中でジャックはタイラーという男と知り合い
ちょっとした事から彼と一緒に暮らす様になる。そしてジャックはタイラーに導かれるまま、謎の組織「ファイト・クラブ」のメンバーになる。そこは鍛え抜かれた男達がその拳のみを武器に闘いを繰り広げる壮絶で危険な空間だった…
ストーリーはこんな感じ。
不眠症に苦しむジャックが医者に勧められて参加した"睾丸がん患者"の会合に出席した事が全ての始まりだった。
そして、ジャックの運命を大きく変える2人の人間と出会う。
1人はマーラという女性。
彼女はジャックと一緒でがん患者では無いものの色々な会合に傍観者として参加していた。そんな彼女にジャックは嫌悪感を感じるもののどこか惹かれるものもあった。
そして、もう1人は謎の男タイラー!
最初は石鹸を作り売ってる事しか知らなかったが、何故か深い関係へとなっていく。
そんな2人の関係の変化を描きつつ物語は進んで行く…

まぁ、最初観た時は特に前半のくだりが眠たかったな。何が言いたいんだろうと思ってたし。ジャックがタイラーに手に火傷を負わされるところなんか特にそうだったわ
そしてジャックはタイラーに導かれるように悪い方へと転がり落ちていく…

その事が描かれる中、何か違和感を感じるんだよね。ジャックがマーラと喋っている時に"あれっ?"って思うことが有ったり、ファイト・クラブの他のメンバーとジャックが喋ってる時の顔も変な時があったしね
1番顕著だったのは画面がときどき揺れるシーン。"これ、何なんだろうなぁ?"って思っていたんだけど、後にこれは"あのこと"を示していた事が解るんだよね。心のゆらぎっていうか何というか…
まぁ、それを上手く描いているからこそ、作品の後半の展開には"えっーーー!"って思えたしね。
そしてやっぱ主役の2人。
ブラッド・ピットとエドワード・ノートン
ブラビの何を考えてるか解らない危うさとエドワードノートンのどこか逝っちゃてる感じも最高だったしね。
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