うらぬす

ファイト・クラブのうらぬすのレビュー・感想・評価

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)
3.9
原作を読む前は単純に血沸き肉躍る話かとばかり思ってたけど、フィンチャーがそんなストレートな話の監督をする訳がなかった。
タイラーがただの二重人格じゃなくて理想化された自己だったり、逆にマーラが主人公の自己嫌悪する部分を投影された存在だったり、それ以外にも物語を構築するひとつひとつに重い意味が添加されてて、見応えのある映画だった。反面観てるだけで体力を消耗する。