色々と考えさせられる作品だと思いました。
世間で良い/悪い、正しい/間違いと言われていることなんて、本当は実際にある一つひとつの関係性の少しだってわかっていないのかもしれないと感じました。
私たち…
例え愛した後に、罪を犯したことを知ってしまっても私はその人と逃げることは出来ないと思う
私は自分の保身が一番だと思った
でもだからといって二人を羨ましくも感じなかった
愛した人の罪を共に背負おうが、…
さまざまな取るに足らない悪が誰かに収束する。アメコミなら悪のカリスマが誕生するような境遇だが、それでも彼らはそれぞれの方法で自分の後に悪を発散させなかった。みな大事なものがない世界で、大事なものを見…
>>続きを読む殺人事件を世間一般の視点で考えるとき、社会で普及している倫理では容疑者が絶対的に悪人であり、被害者はあくまでも被害者である。
事件を対岸の火事で見守る人にとってはそのような抽象的で大雑把な視点でしか…
この映画はどうも苦手だ。
最初から重い空気が流れている。
李相日監督は 国宝の監督でもあるが、
怒りという作品も終始重たかった。
悪は
どんな人間にもあり
めちゃくちゃ金がある人も
他人から…
「今、光代といると苦しか」
「何でこがん人間なんやろ、俺」
「あんた、大切な人はおるね、その人の幸せな姿想像するだけで自分まで幸せな気持ちになるような、今そんな大切な人がおらん人間が多すぎる」
「そ…
今の世の中、冷笑が正義と化している。だからこそ時には、誰からも理解されずとも己の心に従う必要があるのだとこの映画は語っているのだと思った。誰からも愛されなかった男、ただ幸せを求めた女、娘を奪われた父…
>>続きを読む(C)2010 「悪人」製作委員会