実に奥深くて、一体誰が悪いの?って思いました。
っていっても、殺した人が悪いにきまっているんだけど。
ストーリーは、出逢い系で知り合った男(妻夫木聡)が女を殺して同じく出逢い系で知り合った女性と逃避行をするっていう話。
男は、色々あって、女性を殺しちゃんだよね。殺される女性も女性だなっていう性格なんだけど。
でも、殺された親にしてみれば可愛い一人娘なんだよ。
何だか色んな想いが混ざり合って最悪の結果を招いてしまう。でもいくら悪い女性でも、だからといって殺しちゃいけない!!
深津絵里さんは逃避行する女性役で出てるんだけど綺麗でした。
この女性は生活に疲れていて、男と知り合いかけがえの無い存在になっていき一緒に逃げるって役です。
男が「もし先にみつよに会っていたら」って台詞があるけど、それじゃあこの女性の良さが分からなかったかも。
先に殺した女性に会ってしまったから、分かる良さもあるよねって友達が言ってて、私もそうだなって思いました。
何でもそうだけど、あの時にとか、こうしておけばって後から思うけどでも、それはしょうがないんだよ。
あの時も、こうしておけばも、空想でしかないんだから。出来事すべてに意味があるんだから。
この映画を観て報道だけじゃ分からないものが、裏には色々隠されているんだなって改めて思いました。現実、酷いニュースでも裏では人目に晒されずに隠されていることがあるんだよね。
だからって、人を傷つけたりっていうのは絶対にしちゃいけない!
何だか色々考えさせられました。
この映画の設定場所が私が良く知ってる場所が多く 方言も懐かしかったです。
身近で起きた事件のようでした。
殺された場所も知ってる所だったし。