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獄門島のgesuのネタバレレビュー・内容・結末

獄門島(1977年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

市川崑監督、石坂浩二金田一3作目。
瀬戸内海の海賊伝説と流刑地の島獄門島が舞台。
冒頭から負傷した帰還兵と島出身者の3人の怪しみ。三姉妹とかいう不謹慎ブレイカー。寺の住職と島外民と本家分家とまたしても閉鎖的離島文化と家系と、血縁。俳句に見立てた殺人。プラス流れ着いた軍人が潜伏というもうひと次元。
またも人数多くて追いきれない。
若かりしゆうこ浅野いる。大原麗子きれい。床屋の娘といい昔の女優さんきれいやなー
トリックの唄の見立てと釣鐘殺人ほぼ丸ごとオマージュ。つっかえ棒解除首チョンパで飛び散る鮮血。
ピーターもとい池畑慎之助あやしいけどイロモノな役どころ。
前回は刑事が犯人に執着しただけだったけど、今回は直接助けるために手をかけてしまっている…
過去を暴けば暴くほど離島の権力者による恐怖支配の醜さと巻き込まれた弱者の悲しみがあらわになる。
戦後直後の光と闇。
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