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パリ、18区、夜。のSのレビュー・感想・評価

パリ、18区、夜。(1994年製作の映画)
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エリック・ロメール(特に恋の秋)シャンタル・アケルマン(一晩中)と同様に、もしくは、それ以上に「影」を操るのが上手な監督。

「影」を多用すると、時間経過がだいぶ長く感じて、緊張が引いてしまうタイプの監督は、かなり多いが最初から最後まで、いったん伸びた姿勢が、後ろにもたれ掛かかる余裕がないほど緊張感で浮いたまま、面白く撮れた作品。

カミーユが捕まり、警察署から出るため階段を降りて行くシーンには唸った。
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