水のまち

パリ、18区、夜。の水のまちのレビュー・感想・評価

パリ、18区、夜。(1994年製作の映画)
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生きる気力を失っててしまったのは、この世界に絶望してしまったのかもしれない。居場所がないかのようにはじき出され、歩き回るパリ18区。混迷とした人々の暮らしと、無情にも美しい丘の上の白い寺院。生きている不安を少しだけ忘れさせてくれたのは、なにも根拠の無い大きな笑い声だった。腹に物を隠す特技、沢山の悲しみで汚れてしまったお金だけど、それで生きていけるのなら、おめでとうと言いたい。音楽のセレクトとタイミングが絶妙。
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